石州亀山焼について

石州亀山焼は、自家の山で陶土を採取し、成形から焼まで一貫生産する今ではとても珍しい窯元の1つです。また、島根県ふるさと伝統工芸品にも指定されております。当窯の作品を「見て、触って、使って癒される」、そんな陶器を作り続けていけたらと思い、日々制作に励んでいます。
平成12年ごろより、炭化焼き締め花器や炭化焼き締めビアカップなどを多数制作しております。炭化焼き締めは、焼成時間が非常に長く作品すべてが窯変になるとても面白味のある焼き物です。
その他、結婚祝い・内祝い・引出物・還暦祝い・母の日、父の日プレゼント・出産祝い・や企業の創立記念品などの各種記念品陶器の制作を受けております。
工房外観

ショールーム

工芸品情報

工芸品名石州亀山焼 : 陶磁器
歴史 石州亀山焼は、佐々木硯城が福岡県の上野焼十時窯(あがのやきとときがま)で数十年間修行した後に島根県浜田市で開窯した窯元ことです。
明治維新の際、長州の反撃にあい落城した浜田城(亀山城)にちなんで石州亀山焼と命名されたもので、辰砂・焼き締め・赤流し・青流し・黒釉・白釉・イラボ釉など多彩な釉薬を使い、独自の技法での作陶をなしています。

工芸士情報

工芸士名
Craftsman Masaji Kajioka佐々木 硯城 (ささき けんじょう)
略歴
昭和 6年
島根県浜田市生まれ 
昭和46年
春帰郷、師匠 白川甫硯氏が若き頃に使用された窯を継承
※浜田市のお城である旧跡亀山城にちなんで石州亀山焼と命名
昭和48年
島根県県展入選
昭和49年
島根県県展銅賞入賞 以後連続入選
昭和62年
新日美展入選 以後3回入選
平成 3年
新日美展入賞
平成10年
新日美展島根県支部大賞
平成20年
島根県ふるさと伝統工芸品指定
紹介 福岡県田川市の上野焼十時窯白川家(あがのやきとときがま)で、25年間の修行・研究を重ねながら、上野焼古来の伝統と釉薬の秘法を体得する。
※辰砂・焼き締め・赤流し・青流し・黒釉・白釉・イラボ釉など多彩な釉薬を使い、独自の技法をもって名器の作出に努めている。

電動ロクロによるビアカップの制作工程

1. 形成
1)粘土を自分の胸のあたりまで伸ばしたら、中心部に両手の親指で押さえ込んでくぼみを作る 作業風景
2)両手でさかづきをつくる 作業風景

※すべての基本形となる

3) 2)で作ったさかづきの側面を立てて下から上に左手で伸ばしていく 作業風景

※この工程を2~3回繰り返す

4) 内部にへらを入れて、最終的な大きさになるまで伸ばしていく 作業風景

※側面の直線部分を使い内部をきれいに伸ばす


※トンボでときどき口径や深さを計り正確に作る

5)目的の大きさになったら、高台ぎわに爪で線を入れ、切る目安を付ける 作業風景

※切り糸を左手で持ち、時計方向に回して水平に糸を引っ張る

6) 両手の人差し指と中指を上にして開き、高台を支えてはさんで板にとる 作業風景

※高台(ひっくり返したところの脚の部分)を仕上げて型作りは完了する

2. 乾燥
室内で陰干しを数日間した後、天日で乾燥させます。 作業風景
3. 素焼き
約850℃前後の低い温度で12時間ほどかけてゆっくり焼きます。 作業風景

※焼き終わったら、冷めるまで数日間放置する。(素焼きをして傷になったもの・底が切れた物・ふちが欠けた物等を排除して良品のみを本焼きにする。)

4. 本焼成
素焼きをしたビアカップと木炭を一緒に窯詰めして、空気をかなりしぼった還元焼成という焼き方で48時間ほどかけてじっくり焼き締めます。 作業風景
5. 窯出し
100℃以下になるまで(冬は、50℃以下になるまで)じっと待ち続け、ようやく完成する。

※本焼きが終わったら、数日間冷ます。


●厳しい検品を行い、良い出来のものだけがお客様のもとへ行きます。 作業風景

※あとのものは、壊される

粘土作り

作陶以前に最も大切なのが粘土作りです。制作を始めるとどうしても余る粘土や仕上げくずの粘土が出てきます。
そのような粘土も残さず使ってあげることがとても大切なことと考えています。
※粘土作りは、原土(げんど)を数ケ月から数年、野ざらしにして風化させ、水肥します。 

水簸(すいひ)

水簸(すいひ)とは、乾燥させて細かく砕いた原土を水につけて、かき混ぜたあとうわ水をふるいに通して何度も何度も繰り返します。
※水簸は、原土の粒子を均一なものにし、ゴミを除去することを目的とする。

注意書

・直火にはかけないでください。

・熱伝導率が高いため、湯呑みなどに熱湯等をなみなみと
 注ぐと熱くなりすぎて持てなくなるおそれがあります。

・電子レンジ・食洗機は利用しないでください。

ご提案

・冷たい飲み物には、器を冷凍庫で冷やしておくのもおすすめです。

・手洗いの際にはスポンジの傷みが早いので、
 硬めのスポンジ等のご使用がおすすめです。

所在地

■ 石州亀山焼

ホームページ看板
郵便番号
697-0005
住所
島根県浜田市上府町荒相 ロ418-1
ホームページ
http://clayworks.web.fc2.com/
営業時間
9:00 - 17:00
体験
陶芸体験 ※日曜日のみ
・完全予約制 - 予約先Eメール:[email protected]
・料金(お一人様)- 3,240円
・20名まで可