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御子柴屏風店について

配置イメージ 配置イメージ 創業者である先先代が築き上げた「雲清堂」は、2代目、3代目へと引き継がれ、長野県伊那市に大正時代に開業して以来、100年近くの老舗となりました。
激動の時代の中、伝統文化の表具技能を受け継いだ2代目より「御子柴表具店」と改名し、1998年度“信州の名工”の栄誉を受賞。
現在の当主である3代目は、更に“信州の名工”の栄誉をも受け継ぎ、今後も日本の伝統工芸を若き世代に伝えております。

工芸品情報

工芸品名表具(日本屏風)
歴史 屏風は和紙と木でできた、日本で独自に発展した調度品です。
部屋の仕切りや装飾に用いる家具のことで、小さなふすまのようなものを数枚つなぎ合わせて折りたためるのがとくちょうです。使い方によってはさまざまな意味を持ち空間を演出します。
また、屏風が置かれている場所は、特別な場所でもあります。中世では輸出品として珍重され、外国への贈答品としても使われ、近世では安土桃山時代から江戸時代にかけ、権力者たちが巨大な屏風に金箔などを使ったきらびやかな絵を描かせ、富と権力を誇示しました。

伝統工芸士情報

工芸士名
Craftsman Yasuhiro Mikoshiba御子柴泰正 / 一級表具技能士
略歴
昭和8年
長野県に生まれる
昭和43年
表具科職業訓練指導員免許取得
表具一級技能検定合格
平成9年
卓越技能者知事表彰(信州の名工)受賞

インタビュー:御子柴泰洋 御子柴屏風店三代目当主

制作工程

1. 作り
作業風景 素材は国内産の杉を使い、四方の外枠と内側の格子状に組んである骨と呼ばれるもので形成される。
※角材の杉を丁寧に削り、釘や金具を使わずに接着剤を間に入れて木槌で一つ一つ手作業で組んでいく。
2 下貼り
作業風景 蝶番をつけた枠に基礎となる紙を貼っていく。
※通常、紙をはる際は、紙の四隅に糊付けをしていくが、強度を増すために枠の骨にも糊を付け、骨があばれないように紙に接着させていく。

薄手の和紙を空気の層を作るためにずらしながら貼っていく。
※屏風の大きさによって枚数は変わる。

薄い糊を全面につけた薄手の和紙をなで刷毛で皺にならないように丁寧にみの貼りの上に貼る。
※空気の層を閉じ込め一層強度が増す。

和紙を袋状にして貼っていき、再度空気の層を作り強度を増し、本紙を貼った際にふっくらとした感じを出す。
※これにまた薄い糊を全面につけた薄手の和紙をなで刷毛でしっかりと皺にならないようになでながら下貼り全体を押さえ込む。
3.蝶番(組み合わせ)
作業風景 羽根が付いている枠同士を組み合わせていく。
※後に本紙、裏紙、へりを貼った時の厚みを考慮して、厚紙を挟み、隙間を作りながら組み合わせる。
4. 本紙貼り
作業風景 下貼りをしっかり施した枠にいよいよ本紙となる紙を貼っていく。
※本紙の裏側に湿り気を与え、これにより紙が伸び、乾燥させた後縮むのでしわの出ない綺麗な仕上がりになる。

本紙の四隅に糊を付けていき皺にならないようになで刷毛を使い四方をおり込んでいく。
5. 裏紙
枠のサイズに裁断した布地を裏面に貼っていく。
※本紙と同様に布地の裏に湿り気を与え、四方に糊を付け、なで刷毛を使い、おり込んでいく。 
6. へり
本紙の四方に屏風らしさを出すためにへりを付けていく。
※織物で出来ている裏打ちされた反物を枠の大きさに応じたサイズに裁断し、糊で左右ずれないように貼っていく。
7.仕上げ(椽、金具打ち)
カシュウ塗りされた椽を枠の上下左右に打ち付けていく。

最後に椽の上に飾り金具を付けて屏風の完成。

所在地

■ 御子柴屏風店: Mikoshiba Byobuten

工房外観
郵便番号
396-0011
住所
長野県伊那市狐島4371-2
ホームページ
http://www.valley.ne.jp/~kmiko/