出展者紹介

本物はいつの時代も美しく、時の移り変わりの中でも常に変わらない風情があり、揺らぐことなく生きつづける格調があります。その完成された気品は決して色褪せることなく世代が変わってもお召しいただくことができます。 わたくしどもは、本物だけの大島紬を取扱っています。
奄美市大浜海浜公園

歴史

大島紬は、奈良時代から手紡ぎ糸で褐色紬が織られていたとされる鹿児島県南方の奄美群島の主島である奄美大島が発祥地とされ、奄美大島の特産品であり手で紡いだ絹糸を泥染めしたものを手織り・平織りの絹布、若しくは絹布で縫製した和服のことです。明治になってから盛んに作られるようになり、鹿児島県にとっては黒砂糖とともに重要な財源でした。

泥染めの不思議

しっとり、つややかな黒に染め上がるこの泥染めは、着物を
   1.皺になりにくくする
   2.あたたかい風合にする
   3.汚れから守る
   4.静電気の発生をおさえる
などのすばらしい特長があります。

制作工程

大島紬の生産工程は数々(30以上)の気の遠くなるような工程を経て、出来上がるまで半年から一年以上かかります。
また、各工程ごとに職人さんが分業しているため、一反一反の大島紬は職人さんたちの技の集大成といえるものです。

整経
作業風景
反物の仕上がり寸法が均一となるように、あらかじめ糸の長さを一定に揃えておきます。
のり張り
作業風景
締機で絣をくくるためには、必要な本数をそろえて糊でかためておかねばなりません。
絣は経糸も緯糸も反数によっては、糸の本数をそろえイギス・フノリなどをつけ、日光で十分乾燥させます。
絣締加工(締機)
作業風景
大島紬の特徴は、精巧な絣の美にありますが、その秘密は、この締機技術にあります。

イギス・フノリ

奄美大島の海藻であるイギス・フノリを糊加工処理として糊張りに用います。それは、海藻糊を使用すると製品にしたときに、
  1.虫がつきにくい
  2.ツヤが出て風合いがよい
  3.加工処理がしやすい
  4.伸縮がよい
などの利点があります。

テーチ木染

泥染めの前にテーチ木染が必要です。
テーチ木(車輪梅)の幹と根を小さく割り、大きな釜で約14時間煎じ、その煮汁で数十回も繰り返して染めていくとテーチ木のタンニン酸によって糸は次第に赤褐色に変わっていきます。
テーチ木染

泥染め

テーチ木の樹液で20回染め、泥田で一回染を一工程とし、これを3~4回繰り返すことにより、テーチ木のタンニン酸と泥の鉄分が化合して糸は柔らかくこなされ、決して科学染料では合成し得ない独特の渋い黒の色調に染め上がります。
泥染め

所在地

有島絹織物有限会社:Arishimakinuorimono
郵便番号
894-0026
住所
鹿児島県奄美市名瀬港町21−7
ホームページ
http://amami-arishima.shop-pro.jp/