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丸三漆器について

明治37年、初代、青柳清之助、現在は胆沢ダムに沈んでしまった増澤にて漆技術を習得し、生まれ里の摺沢で「丸三漆器工場」を創業しました。その後、二代目 精一、三代目 真三郎、現在四代目 一郎と受け継ぎ、昭和54年、「有限会社 丸三漆器」と会社組織に致しました。
丸三漆器は初代より言い伝えられてる「いい物を造れ」という言葉を100年以上もの間、かたくなに守り続け、現在も職人の手造りによる丈夫で美しい本物の漆器を造りつづけております。
略歴
明治37年
初代、青柳清之助「丸三漆器工場」を創業
昭和54年
「有限会社 丸三漆器」と会社組織にする
平成27年
いわて特産品コンクールにて会長賞 受賞
平成28年
ミラノ国際博覧会 出展-「伝統工芸ミラノスクエア」
※展示作品 - 漆絵ワイングラス 富士・赤富士・桜

表彰状

工芸品情報

工芸品名秀衡塗 : 漆器
歴史 「秀衡塗」とは栄華を極めた平泉1200年の文化の象徴であり、「秀衡塗」の呼称は、中尊寺やその周辺に昔から伝わる「秀衡椀」からとったものです。
「秀衡椀」は大振りな三ツ椀の入れ子椀で、その文様に特徴があります。
椀の上部には雲形を描き、金箔が貼られ、その間に草花や吉祥の図柄を配したユニークなものです。
その発祥については、藤原秀衡が金色堂造営の折りに京の工人に命じて作らせたとあり、このことは寛政年間に書かれた大槻玄沢の「磐水漫草」や黒川真頼の「工芸資料」などに「秀衡椀」として紹介され、江戸の茶人にも珍重されたと記されています。江戸時代後期からは、中尊寺のすぐ裏手、衣川村増沢で、昭和30年頃まで漆器の集落が形成されていました。
昭和60年には伝産法に基づく「伝統的工芸品」にも指定され、益々の発展を告げています。
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伝統工芸士情報

工芸士名
Craftsman Hideko Aoyagi青柳 ひで子
略歴
岩手県内では数少ない熟練した技術を継承する漆絵職人
漆絵ワイングラス赤富士が「OMOTENASHI SELECTION 2014」を受賞
第46回岩手県工芸美術展に於いて「YOZORA」が特別賞を受賞

受賞作

制作工程

1. 木地作り
作業風景 丸太を漆が映えるよう、使いやすいようにと木地の形や丸み、厚み等を確認しながら椀の形に仕上げていきます。
2. 下地作り
作業風景 生漆を木地に塗り込む
※刷毛で丹念に塗り込み、生漆を十分吸い込ませることで、防水性を高め、伸び縮みと変形を防ぎます。
3. 布着せ
作業風景 木地の薄い部分や摩擦が大きい部分に麻布や木綿布を貼って補強を行う
  ※米と水で練り込んで作る糊漆で密着させます。
4. 布目摺り
作業風景 糊漆が乾いたところで、布目に切り粉錆を付ける
※ヘラでしっかりとしごきながら付けていき、乾燥したところで研磨します。
5. 切り粉付け
作業風景 ※木地全体にヘラで地の粉と生漆を混ぜ合わせたものを塗り、厚みをつけ、乾燥させた後、表面を平らな砥石で研磨します。
6. 化粧錆
作業風景 ※地付けと同じ要領で木地全体に切り粉錆を着けて乾燥・研磨を行います。
7. 錆止め
作業風景 ※この後研磨を行うことで塗り工程の漆の付きをよくし、下地作りは完了します。
8. 下塗り・中塗
作業風景 均一に漆がのびるように刷毛を様々な方向に動かしながら全体に下塗り漆を薄く塗っていく
9. 研磨
作業風景 下塗りの後と中塗りの後は漆を乾燥させて研ぎ炭と水に浸しながら研磨を行う
※研磨を行うと塗膜の凹凸がなくなり重ねて塗る漆の密着性がよくなります。
10. 置目
作業風景
11. 雲地描き
作業風景 ※秀衡塗は、金箔を施すところは朱漆で塗りつぶし、この塗りつぶす部分を雲地と言います。
12. 箔貼り
作業風景 漆器を風呂に入れ、漆が半乾きになったら金箔を貼り付けていく
13. 上絵付
作業風景 ※朱漆等、顔料を混ぜた漆で文様を描きます。
14. 箔止め
作業風景 生漆を綿につけて金箔部分に擦り込み、漆の皮膜を作る ※金箔の摩滅を防ぎ、鮮やかな色合いを出すことができます。

漆絵

秀衡塗の伝統的な技術である「漆絵」は様々な色の色漆を塗肌に直接描く技法のことで、筆の勢いを使った流れるような漆絵はとても力強く躍動感があります。その秀衡塗によく使われている草花や雲の紋様は長年の経験を必要とします。


①塗肌に一色づつ丁寧に漆絵を描き乾燥させ、半乾きの状態を見極め金箔を張り付けていきます。

②「風呂」という漆専用の乾燥室へ入れて、完全に乾かして出来上がりです。 ※細かい手作業と集中力を要する高い技術を持つ工芸士ならではの技がここにあります。
漆絵

漆器のお手入れ

①新しい漆器の匂いは、ぬるま湯で洗ってからからぶきをしたあと、ふきんにうすめた酢をつけて、品物の内側 をよく拭いて二回ほど風通しの良い場所に置いてからご使用ください。

②良い艶を永く保つため、いきなり強く拭かず柔かい布で塵を払い落としてから拭くようにしてください。また、洗う場合には熱湯を避け、石けん水で洗い柔らかな布で拭き取るようにしてください。
※タワシやスポンジのたぐいのものは使わず、みがき粉(クレンザー等)で洗う事は避けてください。

③太陽光線に当てて置くと変形、または変色する場合がありますから直射日光は避けてください。
※特に朱塗りのものは注意してください。

④使用後は長く温水につけて置かないで、すぐ洗ってから柔かい布で水気を拭きとり、更に乾いた布で拭いてください。
漆器のお手入れ

所在地

■ 丸三漆器

ホームページ看板
郵便番号
029-0523
住所
岩手県一関市大東町摺沢字但馬崎10
ホームページ
http://hidehiranuri.jp/
営業時間
9:00 - 18:00
定休日
年中無休
漆絵体験
要事前予約 (10名様まで)
お一人様 - ¥1,000
箸・スプーン・急須台何れかの漆絵